今回は「試験用検体の管理」について書かせて頂きます。
最近では品質管理部門で試験の時に使用される
検体管理を行いたいといった要望が多くなってきています。
要望事項は各社若干異なりますが、大筋で採取から廃棄までの出納管理と
答えられることが多いです。
先日某製薬メーカーでは海外査察を受けた際に、
試験用検体の廃棄について指摘を受けたと聞いています。
資材の試験用検体を廃棄する際に、製造で使用している物と同等の形状を
保っているのであれば、間違えて使用してしてしまう可能性があるため、
廃棄の際には形状を破壊して、製造で使用するものと見分けがつくように
する必要があるという内容でした。
製薬メーカーに求められる管理レベルは非常に厳しいものがありますが、
ここまでの管理をしているからこそ一般市民は安心して薬を服用する事が
出来るのだと思います。
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